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どうでもいい雑学

ギリシア神話その2

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さて、今日は昨日の日記に書いたとおり、「バウキスとピエモン」のお話をしようと思います。

事の発端は大神ゼウスが地上の人間の素行の悪さが目立つということで、息子のヘルメスと共に人間に扮して人間の調査を行うところから始まります。人間の本性を見るのに最も手っ取り早いのが乞食の姿になって一晩の宿をお願いすること。これは物語の世界では常套手段ですね。さて、ゼウスとヘルメスが降り立った町(名前忘れた)の住民は当然の反応というべきか、みすぼらしい乞食2人を見ててんで相手にしません。そして2人が次で最後と決めた家こそ、バウキスとピレモンが住む家だったのです。

2人は子供に恵まれなかった老夫婦でしたが、喧嘩することもなく仲良く暮らしていました。「2人は互いが主人と召使である」これは僕が読んだこのお話の中で特に印象に残った箇所です。さて、2人の乞食を迎え入れたこの老夫婦。これもお決まりなのか、2人はとても貧乏で満足にお客をもてなすこともできない状況でした。それでも2人は何とかお客様をもてなそうと精一杯努力しました。海綿の詰まったクッションを用意したり、ベーコンを焼いたり、素焼きのコップに上等ではないワインを注いだりして。2人の神様はこの2人の献身的な姿を見て彼ら2人だけは助けてあげようと決めました(この時点で2人は町の住民に天罰を下すつもりだったのですね)。

そして、食事が終わり、老夫婦が空になったグラスに並々とワインが湧き上がるのに気づいた時、老夫婦はこの乞食がただの乞食ではなく、乞食に変装した神様なのだと知りました。必死で許しを請おうとして、家の守り神と崇めていた年老いたガチョウを差し出すほどでした。しかし、そこは神様。自分たちの外見にとらわれず精一杯もてなしてくれようとしたこの老夫婦の心意気に感心して家を捨てて自分たちに着いてくるように言います。老夫婦が神様の後を追って町を見下ろせる小高い丘に着いたとき、町は水のそこに沈んでしまい、町の住人は鳥に姿を変えられてしまいました。残ったのは老夫婦が住んでいた家だけで、その家は瞬く間に立派な神殿へと姿を変えたのです。

一通り天罰を下した神様は2人の望みを叶えようと思い、老夫婦に何か望みはないかと尋ねました。老夫婦はしばらく相談した後、「私たちは今までずっと互いが互いを支えあって生きてきました。ですからおばあさんが先に死んでおじいさんが後に残るのも、おじいさんが先に死んでおばあさんが後に残るのもいやです。ですから、私たちが死ぬ時は2人同時に死なせてください」とお願いしたそうです。なんとも健気な願いですね。神様は「もっと欲がある願いを言えばいいのに」と思いながらも2人の願いを叶えてあげました。その後、老夫婦は神殿の僧侶となって神殿を守っていきました。そしてある日、2人がたわいもないおしゃべりをしていると、足が地面にくっつき動けなくなってしまいました。2人は死期が訪れたのだと知り、しゃべれなくなる最後まで互いにお礼を言い合っていたそうです。今でも2里が住んでいたと言われている土地には2本の木がまるで夫婦のように立っているそうです。

こんなところだったと思います。これも昨日書いた里中満智子さんの「ギリシア神話」に載っています。興味のある人はぜひ読んでみて下さい。明日からまたいつもの日記に戻ると思います。それではおやすみなさい。
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