食後ってやっぱり眠いよね
今日本屋さんに寄って立ち読みしてきたんだけど、「ギリシア神話」って知ってるよね。僕も何度かこのブログでいくつかのエピソードを紹介したと思うんだけど。今日はまたその一つをできるだけ思い出しながら語ってみるね。
タイトルは「ユリシーズの冒険」
ユリシーズ(オディユッセウスと言った方が分かりやすいかな)がもちろん主人公。自分が治める国『イタカ』を出て再び戻ってくるまでの長い道のり。では物事を順序だって説明していこう。
事の発端は神様と人間との結婚式。海の賢者『オケアノス』の娘と人間の国王が恋に落ちて結婚した。その結婚式にはそうそうたるメンバーが呼ばれていた(主神ゼウスをはじめとするオリンポス十二神等)。しかし、ゼウスの計らいにより、不和の女神『エリス』だけは呼ばれなかった。彼女はたいそう腹を立てて仕返しに一つの嫌がらせを思いついた。
それがりんごの贈り物。一見、何の害も無いように見えるが、このりんご、ただのりんごじゃなかった。それには“最も美しい女神へ”と書かれていた。さて、その“最も美しい女神”は自分だと「思っている」女神がその結婚式には3人いた。結婚の女神でゼウスの正妻ヘラ。美の女神ヴィーナス。戦いと智恵の女神アテナ。当然自分の主張を曲げるお方達ではなく、そのりんごをめぐって喧嘩を始めた。ゼウスが仲裁に入ったが、逆に“最も美しい女神”の選択を迫られ、困ってしまう。面倒くさくなったゼウスは人間の羊飼いの男にその判断を任せることにした。その羊飼いの名前は『パリス』。当然ゼウスでさえも決めかねる選択に人間の彼が即断即決できるはずもなく、途方にくれてしまう。女神達はもし自分を選んでくれたら、その見返りを与えると約束した。
- ヘラは世界一幸せな結婚を約束すると申し出た。
- ヴィーナスは世界一の美女を与えてあげると申し出た
- アテナは戦いで世界一の手柄を挙げさせることを約束した
悩んだ末に、パリスは美の女神ヴィーナスにりんごを送った。こうして、彼は残り2人の女神を敵に回してしまった。
なんだか長くなりそうなので、続きはまた明日に書くわ。
« やっぱりボール式より光学式 l Home l 重傷 »